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安倍総理の強い外交のうらには?【追記】しました

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130106/t10014606631000.html
首相 中国機進入で運用見直し指示
(NHK NEWS WEB 1月6日 4時10分 一部引用)
沖縄県の尖閣諸島周辺で、中国当局の飛行機がことしに入って連日、日本の領空の周辺に設けられた「防空識別圏」に進入したことが確認され、安倍総理大臣は領空や領海が侵犯されないよう万全の態勢を整える必要があるとして、防衛省幹部らに自衛隊の戦闘機などの運用の見直しを指示しました。

まず「防空識別圏」という言葉がわからなかったので、調べてみました。

ぼうくうしきべつけん【防空識別圏 air defense identification zone】 

ADIZと略称される。防空上の必要に基づき,進入する航空機の国籍の識別,位置の確認および所要の飛行指示などを行うよう定められた空域をいう。一般に領空を含みその外側に設置される。なお,航空機の運航を援助するためICAO(イカオ)では飛行情報区を設置しているが,ADIZと直接関係はない。飛来する航空機に対し一般に次の要領で処理する。(1)ADIZ内を飛行する航空機は事前に航空交通管制機関(日本は運輸省)に飛行計画などを提出し,航空交通管制機関はこれを防空組織(日本は自衛隊)に通報する。

Photo

海でいえば、接続水域と同じでしょうか?

ウキペディアには以下のように記されていました。
多くの国において領海は12海里に設定されており、他国機が領海上空の領空を侵犯してから領土上空に到達するまで、旅客機でも1分強、超音速軍用機であれば数十秒あれば可能であり、領空侵犯を確認してから対応するのでは手遅れになる危険がある。従って領空の外周の空域に防空識別圏を設定し、届けのない航空機が防空識別圏に進入した時点で空軍力による強制措置を含む対応がなされる。そのためのスクランブルは、当該機が防空識別圏に進入する姿勢を見せた時点で行われることが多い。

これを読んで思ったことは、空の防衛というのはとんでもない速さ、時間との勝負なのだということです。
仮に外国の戦闘機が日本の領土を爆撃しようと領空に入った場合には、既に時遅しとなっている。
このような理解で正しいのなら、防空識別圏に進入するということが如何に挑発的な行為かわかります。
領空に入ったと同時に打ち落とすだけの準備必要なのですね。

さて、日本は安倍政権になり、このようにしっかりと国を守るのだという意思を鮮明にしました。
では中国の反応はどうなんでしょうか?
とりあえずサーチナで検索してみました。

2012年末、日中両国の尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題が新たな局面を迎え、中国の態度が強硬になりつつある。中国は現在、尖閣諸島の領有権を宣言し、中国海監(中国海洋環境監視観測船隊)の航空機が尖閣諸島付近を巡回している。中国網日本語版(チャイナネット)は5日、「わが国空軍は対日空中戦を制圧できるのか」と論じた。

Photo_2

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0106&f=politics_0106_001.shtml
尖閣諸島問題において、中国は軍事力を行使しておらず、漁業法執行船を派遣し巡視を行っている。軍事行動に準じる行動をとってはいるが、軍艦の派遣には至っていない。中国が海監の航空機を選択したのは、自制的な態度を示すためであり、また航続時間の長い小型プロペラ機は、日本の尖閣諸島に対するいわゆる実効支配を打破するために適している。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0106&f=national_0106_003.shtml
日中両国の航空機の機種を比較すると、中国はJ-10、J-11および第3世代航空機を保有しており、性能面で日本に負けていない。
「北斗」がすでに成熟化しており、島を巡る争いにおいて中国を力強く支援できることを示すものだ。日中の戦闘機が対峙した場合、中国側は完全に主導権を握ることができるだろう。

過去一定期間にわたり、われわれは日中の経済関係が尖閣諸島問題によって深刻な影響を被ったことを目の当たりにした。しかし両国に同等の影響が生じたわけではない。日本にとって、これは大きな失敗を意味する。なぜなら中国は日本にとって、多くの利益を生み出すかけがえのない市場であるが、中国にとって日本経済はそれほど重要ではないからだ。これについては、尖閣諸島問題が中国の輸出に目に見える影響を及ぼしていないことからも明らかだ。

尖閣諸島情勢はすでに根本的に変化しており、12年9月以前の状態に戻ることはない。中国はすでに空と海からの巡回を開始しており、後退することはありえない。日本はこのような新たな現実を受け入れ、十分な理性を示す必要がある。
(記事一部抜粋)

この記事を私なりに読みといてみると、中国もそろそろ着地点を求めているのではないのかな、そんな気がいたします。
中国の経済が悪化していることはここに記すまでもありませんが、対日貿易でも業績が悪化している企業が出てきています。
例えばレアアース。
昨年中国から日本へのレアアース輸出量は前年比約7割減となり、レアアース平均価格はピーク時から約7割下落しています。
そして10月にはレアアースの生産停止1ヶ月延長も決めています。
また日本の自動車・自動車部品メーカーにとっては、アメリカでの自動車市場が好調のため円高も手伝って収益の大幅改善になり、中国市場を気にしなくてよい状況です。
つまり「なぜなら中国は日本にとって、多くの利益を生み出すかけがえのない市場であるが、中国にとって日本経済はそれほど重要ではないからだ。」このようにアピールしなくてはならない厳しい状況だといえるのではないでしょうか。

日本経済は中国にのみ依存しているわけではありませんが、人口減少という大きな問題を抱えている我が国にとっては、
アジア市場の一部としての魅力は大きいものがあります。
すでに日本企業も多く中国をはじめとしたアジアへの進出をしています。
企業が安心して経済活動ができる下地は少なからず政治がかかわらざるを得ませんが、
リスクを覚悟で商売に出かける以上経済界が外交に口出しするようなことは慎んでいただきたいものです。

今回の安倍総理の発言は、国内よりも中国に対しては強い発信になったようですが、
過去三年間でマイナスになってしまった日米関係をゼロまで戻しつつの周辺諸国との対応ですから、
なかなかご苦労なことでしょうね。

空軍同士、一発触発ということにならぬよう、最善の裏方外交が行われることを祈っています。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

【追記】

http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_10501
この記事の中で、名越健郎拓殖大学海外情報研究所教授は、
”ウラジオストクはもともと中国領で、1860年の北京条約によりロシア領に移管。帝政ロシアはこの天然の良港に、「極東を制圧せよ」を意味するウラジオストクという名前を付けた。だが、中国の新しい歴史教科書には、「極東の中国領150万平方キロが、不平等条約によって帝政ロシアに奪われた」との記述が登場した。中国はある日突然、ウラジオストクを「中国固有の領土」として返還を要求しかねない。中露間で歴史的なパワーシフトが進む中、ロシアにとって、尖閣問題は他人事ではない。”
”中露国境問題は長い歴史を持ち、1960年代末にはウスリー川の川中島の領有権をめぐって中ソ両軍が武力衝突し、数百人が死亡。中国が圧倒的なソ連軍の兵力を前に敗北し、以後、中国は米中接近に動いた。”
このように記しています。

話を単純化してはいけないかもしれませんが、やはり力のあるものの前には屈服するしかないのが世界の常識です。
軍事力の強さがものをいいます。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130107-00000052-jij-soci
今日もまた中国の領海侵犯がありました。
尖閣諸島を国有化した後21回目だということですが、
「あ、またか・・・」
つい、そう思ってしまいまいました。
自分で思った「つい」に猛省です。
脅威に慣れてしまうことが、一番危険なのですから。
領海侵犯は日本の主権を侵害する行為です。
日本以外の国では撃沈したり、銃撃したり、絶対に許さないという態度で臨んでいます。
日本は沿岸警備のための国内法の整備ができていないために、中国がなめているのが現状なのです。

経済の問題など多方面から見れば、中国も落としどころを探しているはずです。
それでもとれるものなら盗ってしまおうというのが国とり合戦です。
開国当時の世界情勢から、何も変わっていないのですね。
http://tomiyo.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/2-c600.html

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コメント

たさかさん、こんにちは。
ロシアの話が出ていたので、ちょっとだけ。
極東ロシアは最近中国人の移民(というか侵食)が激しいようで、ロシア政府も色々悩ましいようです。
3日前の東京新聞にも記事があるようですが、東京新聞はアレなので、大紀元のURLを付けておきます。関心があれば御覧下さい。
  ttp://www.epochtimes.jp/jp/2012/09/html/d54693.html

でも、元満州国の土地を中国人が支配したことはないんですよね、チベットと同じく。
満州族(女真族)や契丹などの人々が住んでたわけで。
清や元は遊牧民が中原を支配したので、漢民族が遊牧民を支配したわけではないし。
中国の言うことは牽強付会で都合の悪い事は無視ですから、全くジャイアニズムそのものですね。まぁ、ロシアはロシアで、後ろから撃たれそうですが。

投稿: salix | 2013年1月 7日 (月) 20時49分

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