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安倍内閣・組閣人事の陰で~弱腰外交か、それとも戦略的外交か~

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆より下に追記しました。

政治の世界は裏も表も、上も下も、光も影もある世界。

国政となれば尚更です。

地方行政の一端にかかわって10年の私にも、そこはなんとなく想像はつきます。

今回の安倍内閣の組閣人事は非常に関心を持って見ていただけに、少し残念な気がしています。

国政には素人な私から見たら、自民党が野党時代に提示した「シャドーキャビネット」の人選がとても良かっただけに、そこはかとない失望感が拭いきれません。

自民党が何故3年前の選挙で与党から野党に転落したのか?それを考慮すればあり得ない組閣が行われているような気がします。党内バランスを考慮するより、適材適所を日本国民は求めているのでは無いのか?と思います。新しく生まれ変わった自民党というものをはっきりと示す事が信頼回復に繋がるのでは?ベテランを表に出すのでは無く若手を据えて10年単位の国政を考え伸ばしていく。それが与党である自民党の大きな役割では無いのか?と考えてしまいました。

靖国参拝をやめるとか、韓国や中国の新政権に親書を送っただとか、それを韓国大統領に不快だといわれただとか、いろいろなニュースが飛び交っています。

安倍総裁がそれをどう受け止めているのか?マスコミは詰まらぬ事で今後も安倍総裁を叩くでしょう。ネガティヴキャンペーンは報道の切り口ですから。

表から見ると安倍総裁の今回の組閣人事が無難過ぎて斬新さに欠けているとしか見えません。

そんな中で一つ気になる情報がありました。

安倍内閣の人事ばかりが取りざたされ、テレビや新聞等でもあまり騒いでいないので見落としていました。

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121225-00000050-scn-cn

日本が尖閣に常駐すれば日中の軍事衝突も=韓国報道

サーチナ1225()1636分配信(記事全部引用)

 「産経新聞」は24日、中国公船による尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺海域での常態的な巡航に対応するため、海上保安庁は「尖閣部隊」を設け、中国の「挑発」に全庁を挙げて対応に当たる方針を固めた。中国網日本語版(チャイナネット)によれば、韓国メディアは日本が尖閣諸島に常駐すれば日中は軍事衝突に発展すると報じた。以下は同記事より。

 

**********

 

 26日に首相に就任する安倍氏は極右の爪を隠しつつ柔軟な姿勢を示し、中韓との関係改善を図ると見られている。「読売新聞」は23日、尖閣諸島への公務員の常駐を先送りしたことに続き、安倍氏は来春に靖国神社を参拝しない意向を示したと報じた。しかし、韓国紙「朝鮮日報」は24日、安倍氏の表面的な態度は憲法を改正するための「譲歩」である可能性があると分析した。

 

 また、韓国の「中央日報」は同日、「極右の爪を隠す安倍氏」という見出しの評論文を掲載し、極右の政治家と見られている安倍晋三氏は当選後に韓国、中国との外交関係を改善する姿勢を示し、公約に掲げた中韓を不快にさせる計画は棚上げにしたと論じた。

 

 韓国の「朝鮮日報」は、安倍氏の姿勢は一時的な譲歩だと見ている。自民党は衆院選で勝利したが、参議院では過半数を獲得できておらず、安倍氏の支持率も高くない。中韓との関係で突然の変化があれば、支持率は下がるだろう。

 

 特に、公務員を尖閣諸島に常駐させれば、日中間で軍事衝突あるいは経済制裁戦が発生する可能性も高い。米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)日本問題専門家のグリーン氏は「東京新聞」の取材に対し、「安倍氏が歴史問題で強硬な姿勢をとれば、中韓から反発を買い、日本は東アジアで孤立するだろう。そうなれば中国の思う壺である。日韓関係が悪化すれば、米国は非常に苦しい立場に立たされることになる。そのため、日米同盟を強化するうえで、日韓関係の強化を欠かすことはできない」と述べた。(編集担当:米原裕子)

中国反発…日本が尖閣諸島の「専従部隊」設置を示唆

201212.25 サーチナ 11:58 全部引用)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1225&f=politics_1225_011.shtml

中国監視船による尖閣諸島(中国名:釣魚島)付近の巡航が常態化したことを受け、海上保安庁は23日、第十一管区管海上保安本部(那覇市)に巡視船を増強配備し、中国監視船への対応に当たる「尖閣部隊」を設けると発表した。日本は、中国側の尖閣諸島に対する行動が長期化することを懸念しており、「専属的な対応」が不可欠としている。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  同情報について、中国外交部の華春瑩報道官は24日、「わが国の釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)問題における立場は明確で、一貫している。わが国の国家領土主権を守る意志と決意は、確固不動のものである。中国側は協議による領土問題の解決を一貫して主張している。日本側は誠意を見せ、現在の事態を適切に処理するため努力するべきだ」と述べた。(編集担当:米原裕子)

 

今日本における外交の重要課題は何かといえば、まず第一に領土問題、特に尖閣への毅然たる対応です。

我が国の領土である尖閣諸島を守るためには、先ず海上保安庁が領海警備に当たらなくてはなりません。

その警備が手薄であるために中国が領海侵犯を続けているのは明らかです。

http://tomiyo.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-4181.html

 

そして領海侵犯を許し続けた結果が、領空侵犯です。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121224/crm12122418290012-n1.htm

この領空侵犯についての怖さは、軍事アナリスト小川和久氏のメルマガ「NEWSを疑え!」で知りました。

以下「NEWSを疑え!172号」を一部引用致します。

https://sriic.org/backnumber/20121217.html

13日午前、中国国家海洋局所属のレシプロ機が尖閣諸島南側の日本の領空を侵犯、航空自衛隊がF15戦闘機8機とE-2C早期警戒機を緊急発進させる事件が発生しました。

 中国機の領空侵犯が確認されたのは航空自衛隊の対領空侵犯措置が開始された1958年以来初めてとのことですが、事件に対する日本政府の姿勢は再発防止とはほど遠いレベルに終始し、領空侵犯が繰り返される事態を招きかねない隙を見せる事になってしまいました。

 航空自衛隊の固定レーダーは、低空を低速で飛行する中国機を捕捉できなかったのです。

 自衛隊トップの岩崎茂統合幕僚長は率直に防空能力の不足を認めましたたが、問題は政府を代表する藤村修官房長官のコメントでした。

 空中警戒管制機(AWACS)や早期警戒機E2Cを活用するなどして警戒監視態勢を強化するとして、「主権を侵害する行為には国内法令に基づき、引き続き断固として対応していく」と記者会見で述べましたが、今回のような領空侵犯を許さないための国内法は未整備のままで、再発防止に向けての日本国としての意思を示すにはほど遠かったのです。

 ここで整理する必要があるのは、「領空」と「領海」の関係です。

 領空とは、その国の海岸線から12海里離れた地点まで。領海と同じ範囲の上空です。つまり、領海侵犯を防げなければ、その上に設定される「領空」を守れないということでもあります。

 同時に、航空自衛隊が直接対処する領空侵犯の危険性という問題も、注意が必要です。

 海上保安庁のような国境警備隊は、軍事組織の投入によって国境紛争が戦争にエスカレートするのを防ぐ緩衝装置の役割を持っています。多少、手荒な対処をすることがあっても、あとは話し合いのテーブルで解決しようというのが国際的なルールとなっています。

 領空侵犯には、そうした緩衝装置がありません。ストレートに航空自衛隊という「空軍」の出動となり、武力衝突になる危険性は一気に高まるのです。

 それを考えれば、日本がとるべき道筋は明らかです。

 まず、領海侵犯した外国の公船と軍艦に退去を求める事しかできない現在の領海法を改正するか、領海侵犯を許さないための国境法や領海警備法を制定することです。

 これまでにもメルマガでご紹介しましたが、6月にベトナムが制定した海洋法のように、国連海洋法条約を遵守する前提のもと、領海に進入する外国公船と軍艦に対しては事前許可制とし、場合によっては強制措置を講じられるような法律を制定するわけです。

 領海を守るための強い姿勢を示せば、その上空にある領空への侵犯が起きにくくなるのは言うまでもありません。防空システムの強化だけで対処できると考えるなら、それこそ外国につけ込まれるだけです。

 新政権の手腕が問われます。

 

現実にこのような状況であることを踏まえると、海上保安庁が一刻も早く領海を守れる状況を作らないとなりません。自衛隊の緊急発進と言うのはとても重要な事です。

今回緊急予算措置がされると理解してよいと思いますが、この後自民党政権が迅速に法整備をしないと、何も問題は解決しませんから。「我が国に領土問題は無い」などと呆けた発言にはうんざりします。虎視眈々と周辺諸国が日本の領土を狙っているのですから。

 

さて、いろいろなところに配慮してでも、領土問題を解決しようとしているのか?それとも単なる弱腰なのか、現時点では私には解りませんが、最優先課題を片付けるために「一旦配慮を示した」形でであって欲しいと切望しています。

それは自民党政権下で「国境法や領海警備法」がきちんと制定されるかどうかで、ある一定の判断が出来るのではないかと思います。

「我が国固有の領土を死守する」それが今国民から求められている事でしょう。

毅然とした対応こそが国家防衛であるのです。曖昧は許されません。事実竹島は日本の固有の領土なのに、韓国に占領されているような状態です。なあなあは外交には通用しません。安倍総裁は「老練な策略家」であって欲しいと願っています。オセロの白と黒が入れ替わるチャンスを狙っているのだと信じています。

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【追記】

安倍内閣の蓋を開けてみたら…

あれだけ悪態をついている私ですが、2閣僚は期待を寄せています。

第2次安倍内閣の閣僚名簿発表

読売新聞 12月26日(水)17時28分配信

 第2次安倍内閣の閣僚名簿が26日夕、発表された。
▼総理 安倍晋三
▼副総理・財務・金融 麻生太郎
▼総務 新藤義孝
▼法務 谷垣禎一
▼外務 岸田文雄
▼文部科学 下村博文
▼厚生労働 田村憲久
▼農林水産 林芳正(参)
▼経済産業 茂木敏充
▼国土交通 太田昭宏(公明党)
▼環境・原子力防災 石原伸晃
▼防衛 小野寺五典
▼官房 菅義偉
▼復興 根本匠
▼国家公安・拉致問題・国土強靱化・防災 古屋圭司
▼沖縄・北方 山本一太(参)
▼消費者・少子化 森雅子(参)
▼経済再生・一体改革・経済財政 甘利明
▼行政改革・公務員改革 稲田朋美

今回の閣僚人事で有りがたかったのが、文科相の下村博文衆議院議員と、

総務相の新藤義孝衆議院議員です。

下村議員は教科書問題に根気強く取り組んできた方です。

私が教科書問題を知るきっかけも、実は下村議員のお話からでした。

自民党女性局の教育問題で講師を務められたのですが、

レジュメの型通りの教育問題から大きく外れ、

「これを聞いたほうがためになるから」と教科書問題の重要性を教えていただいたのでした。

拙ブログの過去のエントリー、ご覧頂ければと思います。

http://tomiyo.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-f886.html

そういう方が真っ向勝負をかけて頂ければ、

もしかしたら日本があるべき姿に一歩でも近づくような気も致します。

そして総務相の新藤義孝議員は、地方議会出身です。

国会議員の前は、埼玉県川口市役所に勤務し、川口市議会議員をしていました。

地方行政の大元である総務相の大臣が、地方行政経験者というのは

とても嬉しいことです。

「選挙の時には地方の現場を見て」という候補者は多いけれど、

有権者の声を聞くという話にほかなりません。

(選挙の時に地方行政に耳を傾けるといった人は、私の知る限りではいませんが。)

住民への行政サービスを担っている人達の、

あくまでも職務としての声を聞いて解るかどうかというのは、とても重要なポイントなのです。

実情を経験した人でないと本当の地方自治は解りません。

しかも県政でないところがいい。

中間組織の無駄や横柄さを知っているはずですから。

また首長という立場でないということは、二元代表制の辛さも味わっているはず。

地方財政計画に振り回されている地方の現状も知っているはず。

どんな采配をされるのか楽しみでもありますし、また厳しい目を向けられます。

地方行政の経験者なんですから、地方自治法の変な改正だけはしないで欲しいと、切に願います。

さあ、後は大臣以下、どんな人選をするのでしょうか?

見ものです。

こちらもぜひご覧頂けると有難いです。m(_ _)m

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日本の政治問題」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
地方議会も年度末に向けて色々忙しくなっていると思います。
また、年末年始の挨拶回りなど、政治に関わっている方は、人のつながりや地域の絆を確認する時期で様々なお付き合いがおありかと思われます。
たさかさんも体調に気をつけて、年末年始をお過ごし下さい。

ところで、「領土問題」という言葉について。
私も国際政治にはうとく、どこかで読んだ聞きかじりなのですが、「領土問題がある」と認めてしまうと、そこに交渉の余地(つまり付け入る隙)ができてしまう、という意味の事を言ってる方がいました。
「領土問題はない」ということは、中国の付け入る隙を作らない、ということだそうです。尖閣は日本国内の問題であり、中国が何を言おうと国内問題として扱い、国際紛争化しないことが必要で、交渉のテーブルに乗せないことが大事だ、ということでした。
誰の意見か忘れましたが、問題化することが譲歩だということもあるのかもしれません。

私としては、選挙期間やその後の組閣までの間に強行上陸されるのが一番怖かったので、最悪の事態は避けられました。
アメリカ政府と議会がかなり強い調子で牽制してくれたのが効いていたのだと思います。
裏で色々働かれたかたがいらしたと推察されます。見えない仕事をしてくださった方に感謝です。

よいお年を・・・来年は良い年にしましょう!

投稿: salix | 2012年12月30日 (日) 10時06分

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