« 原発は必要悪 核開発は日本を救う | トップページ | 民主党がまたも愚策、素人集団の「意見公聴会」 »

反原発の情報操作のお先棒を担ぐのは?

先稿、「原発は必要悪 核開発は日本を救う」という記事の補足的「続き」です。

数々の自虐史観ベースの記事を連発してきた朝日新聞が、元々反原発派であるということに、ある種の感想を持たざるを得ませんが、あたかも反原発派の人たちを煽るごとき数値を掲げて、報道したのが 今年の3月9日です。 案の定反原発派の人々の間では、朝日新聞発のこの数値があたかも護符のように掲げられ、あちこちのサイトのコメント欄に貼りまくられました。

ところが、この記事じたいにどうも「煽り」っぽい臭いを感じてなりませんでした。

放射能の専門家でもなく、知識もないので断定的なことはむろん言えませんが朝日新聞の記事内容と東北地方のブロック紙「河北新報」の記事が白と黒ほど食い違うのはなぜでしょう?

まずは朝日新聞の当該記事をごらんください。

http://www.asahi.com/national/update/0309/TKY201203090004.html

甲状腺被曝、最高87ミリシーベルト 50ミリ超も5人

 東京電力福島第一原発事故で、放射性ヨウ素によって甲状腺に90ミリシーベルト近い被曝(ひばく)をしていた人がいることが分かった。弘前大学被ばく医療総合研究所の床次眞司(とこなみ・しんじ)教授らが、事故の約1カ月後に行った住民65人の測定結果を分析した。被曝した人の約半数が10ミリシーベルト以下だったが、5人が50ミリシーベルトを超えていた。

 甲状腺被曝はがんのリスクがあるが、ヨウ素は半減期が短く、事故直後の混乱などで、きちんとした計測はされておらず、詳しい実態は分かっていなかった。

 床次さんらは昨年4月11~16日、原発のある福島県浜通り地区から福島市に避難してきた48人と、原発から30キロ圏周辺の浪江町津島地区に残っていた住民17人を対象に、甲状腺内の放射性ヨウ素の濃度を調べた。この結果、8割近い50人からヨウ素が検出された。

 この実測値から、甲状腺の内部被曝線量を計算した。事故直後の3月12日にヨウ素を吸い込み、被曝したという条件で計算すると、34人は20ミリシーベルト以下で、5人が、健康影響の予防策をとる国際的な目安の50ミリシーベルトを超えていた。

 最高は87ミリシーベルトで、事故後、浪江町に残っていた成人だった。2番目に高かったのは77ミリシーベルトの成人で、福島市への避難前に同町津島地区に2週間以上滞在していた。子どもの最高は47ミリシーベルト。詳しい行動は不明だ。

 国が昨年3月下旬、いわき市、川俣町、飯舘村の子ども1080人に行った測定では、35ミリシーベルトが最高値と公表されていた。

・・・・・・記事転載、終わり・・・・・

「国際基準を50ミリも超える80ミリシーベルト」で「大量被曝」というのが、この記事の最大の煽り部分でした。

全国に大きく報道されて、これを信じこみ危機感を持った読者も多いでしょう。

ところが・・・

この記事を根こそぎひっくり返すような検査結果を発表したのが、他ならぬ朝日新聞記事が根拠として使った弘前大学研究チームなのですから、どうなっているのでしょう。

以下がその研究発表を報じた東北地方のブロック紙である河北新報の記事(20120713日金曜日)です。

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120713t65012.htm

福島の住民 甲状腺被ばく量半減 弘前大調査

 弘前大被ばく医療総合研究所の床次真司教授のグループは12日、福島県の住民を対象に福島第1原発事故で放出された放射性ヨウ素による甲状腺被ばく調査の再解析を行った結果、被ばく線量は最大33ミリシーベルトだったと発表した。ことし3月の調査発表では最大87ミリシーベルトだったが、気象条件などを考慮した結果、数値がほぼ半減したという。

 調査は昨年4月11~16日、福島県沿岸部から福島市に避難した人と、浪江町津島地区にとどまった人計62人を対象に行い、46人から放射性ヨウ素を検出した。

 前回調査では、ヨウ素を体内に取り込んだ日を昨年3月12日と想定していたのを、今回は気象条件も考慮。昨年3月15日午後1時に放射性ヨウ素を含む空気の塊が到来し、同午後5時から雨が降ったという津島地区に近い福島県飯舘村のモニタリングデータを加味し、計算し直した。

 その結果、前回は国際原子力機関が甲状腺がんを防ぐために安定ヨウ素剤を飲む目安とする50ミリシーベルトを上回った人が5人いたが、今回はゼロだった。

 床次教授は「調査の精度を高めた結果、影響が小さいことが分かったが、50ミリシーベルトを超える人がいた可能性は否定できない。継続的な調査と健康支援は必要だ」と話した。

・・・・・記事転載終わり・・・・・

整理します。

 朝日新聞 国際基準を50ミリも超える87ミリシーベルト超。

 河北新聞 33ミリシーベルト。国際基準の遥か下。

反原発派の反対運動の根拠は「将来癌を発症するだけの大量放射能の被曝」ですが、

河北新報が報じた内容で、その根拠が決定的に崩れ去りました。

しかし、朝日新聞発表の数値を反原発の護符とした反原発派の人たちは、この事実をいっさい口にせず、相変わらず朝日新聞発表の数値をいまだに信じ続けているのか、信じ続けているふりをしているのか解りませんが、とにかく頑として「危険、危険」と言い立て、デモの告知をツイッターで打ちまくっては、参集の人々を増やし続けています。

そもそも、地元福島医大の検査結果では以前から、朝日新聞が報じたごとき数字は検出されてはいなかったのですよ?

それが青森県の弘前医大で検出されたことになり、しかしその4ヶ月後に3月の検出結果を覆す研究発表がなされたことの不可解さ。

弘前医大ではその理由を「調査の精度を高めた結果」と説明しましたが…

調査の精度? では、3月の調査の精度は粗かったということですね。そして、その粗い結果に朝日新聞が食いついて?…その記事で発表された数値が反原発派の人々によって利用され、首相官邸前デモへの人集めに利用されている、と素人の私にはそういう構図にしか見えないのですが、読者の皆さんはどのようにお考えになるでしょうか。

放射能への危機感と慎重さはむろん必要ですが、実態より遥か上の数値が流布され一人歩きしていたずらに「危険」が刷り込まれてしまうことを懸念します。

本当に危険なら致し方ありませんが、たとえば放射線被曝の影響がほとんど無いと言われている45歳以上の人たちの帰郷の可能性は皆無なのでしょうか…。

これも素人がとやかく言うべきことでないことは重々承知の上で、しかし住民の方々には切実な問題ですので、専門家がもっと明確な数値を掲げ、政府がそれを採択する道もあるのではないかという気がしてなりませんが、いかがでしょうか。

このままでは、被災者の方々は帰るに帰れぬ先の見えない閉塞状況、言葉は悪くて恐縮なのですが生殺し状態が続くばかりで、肝心な人がいなければ雇用は消滅、農村も壊滅、保証金を貰いながら、どっちつかずの暮らしを余儀なくされてしまいます。

もし45歳以上の人の安全が専門家の人たちによって言い切られるならば、勇んで帰郷したいと思う人達も多いのではないでしょうか。命の安全がかかることだから、慎重さは必要としても、もし私でしたら自己責任で帰りますね。

反原発派の人たちが実態以上の数値を口に騒ぎ立てるので、そういう選択肢すら霞んでしまっている現状を憂慮します。

仕事の場を早急に用意して暮らしの手段が確保されれば、故郷の空、山川を切実に見たいと思っている人たちはいるはずです。帰った人たちへの支援金の制度も欲しいです。

あの莫大だった義援金の行方がその後、曖昧で使い道が解りません。

こういうところにこそ、使って生きるお金ではないのでしょうか。

ところが現実には、被災地への中国人の旅行者へのビザは3ヶ月間のマルチビザにして優遇、などとわけがわからないことをやっているのが民主党です。

誰も帰れない状況にしているのは、ある意味反原発派の情報操作と煮え切らない政府だと思いますが、このままでは福島は荒廃し、消滅の危機にあります。そこへ中国人の「旅行客」をせっせと呼び込むという、何とも奇妙な流れです。反原発派の鉦や太鼓の音に真実までもがかき消されているのではないか、と思う今日この頃です。

放射能には素人の者が書いた雑感に過ぎませんが、皆様はどのようにお考えでしょうか。ご意見をいただきつつ、再び勉強したいと願っています。

Aera

朝日新聞AERAのこの煽り…いたずらに恐怖を感じさせるだけでは無いのでしょうか?

必要以上に不安を煽る報道の加害者が、こんなところにいるのが問題です。

こちらもぜひご覧頂けると有難いです。m(_ _)m

                 ↓ ↓ ↓

「政治の仕事は、未来へつなぐこと。」

下田市議会議員たさかとみよホームページ 

ブログランキングに参加しています。

皆さんのクリックが大きな力になります。

ポチお願い致します。m(_ _)m

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ
にほんブログ村人気ブログランキングへ

|

« 原発は必要悪 核開発は日本を救う | トップページ | 民主党がまたも愚策、素人集団の「意見公聴会」 »

日本の政治問題」カテゴリの記事

コメント

更新ありがとうございます。

こちらも放射能のエキスパートではないので、素朴な疑問と
受け取って頂きたいのですが・・・


民主党は中国人に「福島に来て」とラブコール
送ってますよね。

東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県を訪問する中国人の個人旅行者を対象に、 有効期限内であれば何度でも日本を訪問できる数次査証発行。

中国人って放射能に免疫でもあるんでしょうか?smile

国内で何十回も核実験をやっていて、つらの皮が厚く、放射能慣れしてるんでしょうか。(○゚ε゚○)

それに、短期間に何度も被災地を訪れる中国人って、どんな人達を
想定してるのでしょdespair
よもや、被災地の土地安く買い占めツアーとか?

二度目以降は必ずしも被災地に宿泊しなくてもいいって・・・
これはこれで、単に中国人への更なる優遇政策なんですけど・・・

早く民主党、潰れて欲しいけど、自民党もなあ・・・公明党といまだ手を携えて
公認も遠慮するていたらく。政権交代の時になんで、愛想をつかされたのか
まだ骨身にしみてないようですね。

投稿: たのかえる | 2012年7月16日 (月) 16時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 原発は必要悪 核開発は日本を救う | トップページ | 民主党がまたも愚策、素人集団の「意見公聴会」 »