« 防衛論は文化にも | トップページ | 自衛隊の存在意義とは? »

靖国分祀論の愚かしさ

前回のブログ記事「防衛論は文化にも」でコメント欄でお知らせ頂いたニュース。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111212/plc11121219490006-n1.htm


民主、前原政調会長、靖国側は「A級戦犯」分祀を
 民主党の前原誠司政調会長は12日、都内で講演し、靖国神社に合祀(ごうし)されているいわゆるA級戦犯について、「政治が分祀を求めることはないが、自主的判断で措置が取られることを望んでいる。そうなれば天皇陛下、首相が参拝していただける環境が整う」と述べた。

 前原氏は「歴史問題は被害を受けた立場に立って物事を考えることが大変重要だ」とも述べ、A級戦犯の分祀を求めている中韓両国への配慮も必要だと強調した。

 一部引用 産経新聞2011.12.12 19:48 配信より

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

私はこの前原さんの意見に大きな疑義があります。

与党民主党の政調会長が靖国神社に「A級戦犯分祀」の圧力をかけているという自覚が前原さんにはお有りなのでしょうか?

そもそもA級戦犯=極悪人というようなイメージ操作が大問題です。

私もこの問題の本質を知らない時には若干の違和感を持ちつつも、そうなのかなって思っていました。
学校の授業ではそのように教えていましたから。完全な刷り込みです。

単純にA級戦犯は「戦争の」「非道」な「犯罪者」で「死刑」にされたと。
日本人の教育内容からの内部崩壊をもくろむ日教組のいかにもやりそうなことですよね。

誤解を恐れず率直に言えばA級戦犯というのは東京裁判(極東国際軍事裁判)で便宜上「敗戦の責任をとられた方々」であって極悪人などではありません。

日本を愛して、日本を守るために命を賭けた日本人です。その視点が前原さんには欠如しています。

極東国際軍事裁判によって有罪判決を受け、戦争犯罪人とされただけです。

しかも平和に対する罪・人道に対する罪の適用は事後法であるのです。

大東亜戦争を「客観的事実」に基づいて検証していないのだし、あくまでも自虐的な「主観的事実」を教師の意図で、あえて生徒に教えているので真実とは異なっているのです。
戦後のアジア情勢を見れば、大東亜戦争の本当の意味も理解できるでしょうし、極東国際軍事裁判が、いかに事実と異なる判決であるのかわかります。
この事はまたいずれ必ず記事にしたいと思います。

さて、かつて靖国神社・祭務部長の坂明夫先生が、
「合祀とは一人ひとりの御英霊の御霊を蝋燭の炎とみたてると、

その蝋燭の炎を合わせて一つの大きな炎にすること。」
と明言されております。

Blogkumano
日本論語研究会のHPから、坂明夫先生の講演録をお読み頂けますのでご参照を。
http://rongoken.jp/

http://rongoken.jp/archive/027.html


ひとたび合祀された以上、ある方の神霊だけをとり除くことは出来ないというのが、神道の概念、要するに決まりごとです。
信仰上出来ないこと、不可能なことを靖国神社にやれと前原政調会長は言っているわけで、
例えていうならヒンドゥー教徒に強制的に毎日豚肉を食べろと言っているようなもの。
絶対にしてはならないこと、絶対に出来ないこと。

いわゆる日本人の精神性の上でのタブー、禁忌事項です。

それを中韓両国に配慮してやれというとんでもない思考の持ち主です。
ブログを読んでくださっている皆さんはお解りと思いますが、分祀論自体が絵に描いた餅のような愚論であるということは明らかなのです。

神道は日本の風土が生み育んだ文化そのものなのです。
本居宣長はこのように神を定義しました。
「尋常ならずすぐれたる徳のありて、可畏き物を迦徴とは云ふなり」
これは「尋常でない徳のある、畏れ多いもの」で、
「尋常でない人」というのは、自分のことを考えないで他人を助けられる、譲り合い、謙譲、慈愛の精神。いわゆる日本人の「美徳」がそうなのです。

それは愛する家族のことであったり、愛する郷土のことであったり、愛する国のことであったり。
こういう人をカミだと言ったそうです。

だから奥さんのことをカミさんて言うんじゃないのかしら。
「山の神説、上様説」あるみたいだけど、私は自分のことをすべて後回しにして他人のことを考える。
自分より先に夫のことを、子どものことを、親のことを考える。慈愛の心。
それが母や妻、女としての本来の役割だと思うのです。
考えてみれば神棚や仏壇をお守りするのは、おばあちゃん、お母さん、女性の役割でした。
そういえば私の息子が幼かった頃、彼は胡麻団子が好きで、私はよくおやつに作りました。
「仏さんにお供えしておいで」と小さな彼の手に手渡しました。
お供えした残りをおやつにしました。もっと食べたい彼は仏壇に手を合わせ、お下がりを頂いていました。
幸せそうな幼かったあの時の彼の顔。思い出すなぁ・・・。

話が大幅に横道にそれてしまいましたね。軌道修正します。

坂明夫先生はこのようにも言っておられます。
共同体に尽くした人を、その地の神様として祠を建てて祀っている例が日本各地にたくさんあります。
そして神として祀られた方は、その祀る人をお守りする。そして鎮守様は村をお守りになる。
日本という共同体に尽くされた、命を賭してお守り下さった方々を、
神様としてお祀りしたのが靖国神社なのです。

単なる位牌や遺骨があるような施設ではありません。そんなものは神道にありません。

連綿と連なる、日本人の命の炎が集まった神聖な場所、犯してはいけない日本人の魂の聖域。それこそが神道の概念なのです。

下田に生まれ、下田に育ち。そしてやがては、日本の土に還る。

そんな私に唯一約束できることは、先人が遺してくださった「未来」を次の世に繋ぐこと。

私が繋ぐのは、どんな未来なのでしょうか。


神道は古代日本人の感受性が自然に生み出した、日本人の背骨になる思想です。

靖国神社はその思想が厳かに鎮まっている神域なのです。

それが私の神社に関する見解です。

日本の文化を知らない知ろうともしない、政治家は日本には不要です。
即刻消え去っていただきたい。

Blogyasukuni

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ
にほんブログ村  ← ポチ宜しくお願い致します。

にほんブログ村 政治家(市町村議員)ランキング1位になっています。http://politics.blogmura.com/politician/
皆さん応援ポチ、ありがとうございます。
m(_ _)m
引き続き応援頂ければ有難いです。

|

« 防衛論は文化にも | トップページ | 自衛隊の存在意義とは? »

日本の政治問題」カテゴリの記事

コメント

前原さんって靖国に何がお祀りされているか
解ってないですね。クレームをつけてくる中韓と
同じ。具体的に靖国内に納められているのは
名簿のみ。お祀りされてあるのは名簿にあるお御霊だけ。
「神の分け御霊」という神道上の概念に添って
招魂の儀式をやったわけでしょ? 目には見えない世界。
「たましい」という形のないものを
どうやって分けるのでしょうね?日本もきちっと
中韓に説明すべきです。何も物理的なものはないよ、と。
ないものを、どうやって分けるの、と。
韓国の靖国みたいなとこへ参拝した野田さんは
誰も非難しない。変な国になってしまいましたね。

戦犯の概念は戦勝国とそうでないかが分かれ目、ただそれだけのこと。アメリカが負けていれば、アメリカに戦犯が出てた
ってことだけ。だからってアーリントン墓地にお参りするのは
けしからんとか、分祀しろとか言わないでしょ。
日本人、愚かでないもの。
必要もない原爆で非戦闘員を大量殺戮した米国だけど、
言われないのは戦争で勝ったから。それだけのこと。
韓国軍に暴虐の限りを尽くされ大殺戮されたベトナムの
人たちが韓国軍人が祀られた墓地(野田さんがのこのこ
お参りに出かけた所)に何か文句言ってます?

しかし野田さん、なんだろう。自国の戦士が眠る靖国には
出向かず韓国兵士の眠る墓地で手を合わせる。

ああ、それと一般に誤解が多いけれど、靖国にお祀り
されているおみたまは、先の戦争の方たちばかりでは
ないのですよね。もっと、昔に遡る。

投稿: たのかえる | 2011年12月16日 (金) 20時34分

たのかえるさんのおっしゃる通りに靖国神社は明治まで遡るお国のためにお亡くなりになられた方々をお祀りする場所です。
何故戦犯ということで騒がれているか意味が解りません。
本当に恥ずかしい意見ですよね。前原さんの愚論は。
日本人であるということが恥だと教える日教組。
馬鹿みたいです。
国を愛する心が無ければ国家という共同体はあり得ません。
地球市民思想の方に是非問いかけたいです。
竹島はどこの国のもの?
戦争を60年以上していない日本は世界から見て特殊ではありませんかと。
世界中の紛争地で「憲法九条」を叫んで撃たれてきてください。
現実を見据えない方々は。
心からそう私は思います。
田坂さん、素晴らしい写真ありがとうございました。
自然に胸がいっぱいになります。
私は日本人なのだから。

投稿: 冬桜 | 2011年12月16日 (金) 20時52分

重いテーマによく取り組んでますね。

ツイッターしました。

今後も期待します。

投稿: たむたむ | 2011年12月16日 (金) 20時54分

つい先日、私も仲間とお参りに行って来ました。
祀られている英霊の中には、維新回天の原動力になった吉田松陰や高杉晋作、坂本龍馬、中岡慎太郎などもいますね。
勝海舟は戦没した訳ではないので祀られてこそいませんが、もし国のために落命したならば間違いなく合祀されていたことでしょう。
果たして「どぜう政権」では、どれだけの政治家がその事実を知っていることでしょう。靖国を知らずして、開国の動乱期を口にするなどちゃんちゃらおかしい。

前の政権も然り、「騎兵隊内閣」を気取った菅直人は、高杉晋作も祀られている事に気付いていたんだろうか。

何とも、暗澹たる思いです。

投稿: デルタフォース | 2011年12月16日 (金) 20時59分

たのかえるさん、コメントありがとうございます。
デルタフォースさんがコメントされているように、
維新殉職者もお祀りされているのですね。
野田さんの韓国の戦没者の手を合わせるの図。
考えただけでもむかっ腹立ちます。


冬桜さん、コメントありがとうございます。
地球市民、でましたね。
私、現実離れした思想にはついていけません。
画像も褒めていただきありがとうございます。
ちょっと素敵でしょ?自画自賛です。

たむたむさん、コメントありがとうございます。
私にとって、重いテーマというより、すぐ横にある事なんです。
あくまでもイメージとしてなんですけれど・・・。
それから、いつもツィートして頂いて感謝です。
とても励みになります。

デルタフォースさん、コメントありがとうございます。
私、いつも思うのですけれど、
国会議員の先生方で遊就館に足を運ばれる方っているのかしら。
遊就館に収められている御英霊の遺書や遺詠を読まれていたら、靖国問題なんて起こりようがないのだと思うのでけれど・・・。

投稿: tomiyo | 2011年12月16日 (金) 22時12分

前原にとって大切なのは、日本よりも半島ですよ

http://japanese.joins.com/article/177/143177.html?servcode=A00&sectcode=A10

25日に中央日報特派員とのインタビューの途中、チャンさんは前原氏からかかってきた電話を受けた。チャンさんは「大丈夫、大丈夫。出馬を決心したというからおめでたい。 世論の反応が良く私も気分が良い。首相になったら在日同胞問題もよろしく頼みたい」と話した。1分間の短い通話だったがチャンさんは感無量な表情になった。

投稿: 名無しさん | 2011年12月16日 (金) 23時42分

副議長凄いね。

政治家(市区町村)人気ランキングで堂々の2位なんだ。
http://politics.blogmura.com/politician/

この調子で往ったら、必ずトップになります。
現在、女性ではトップです。

これで新たな勲章が増えたね。おめでとう。

投稿: たむたむ | 2011年12月17日 (土) 05時43分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 防衛論は文化にも | トップページ | 自衛隊の存在意義とは? »