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下田の歴史 私のルーツ その10 開国とは1 鎖国政策の意義と江戸文化の成熟

今日から「開国」について、少しずつ書いていきたいと思います。

そもそも開国とは一体何だったのでしょうか。

前回のエントリー「開戦記念日によせて」に、

ペリー艦隊が日本にやってきた理由は、日本を植民地にするためでした。

圧倒的な武力の差で不平等条約を結ばされましたが、

明治維新を成し遂げた志士たち侍は命をかけて日本を守りきりました。

と、書きました。

私は、開国とは日本の初めての本格外交であり、そのときの無能政権が欧米列強に対し国を売り渡した事件 だったと考えています。

ただ最悪は回避し、日本は欧米列強の植民地にはなりませんでした。

しかし不平等条約締結で、日本のお金が欧米列強に、どんどん吸い上げられていったのですよね。

当時の米国大統領フィルモアは現在のオバマと一緒で、米国は日本よりも中国・インド市場を見ていたのでしょうから・・・。

私には現在の民主党政権が教科書・メディア・TPPと諸外国の言いなりになっているのと

同じように感じられます。

日本のことを考えるなら、外交の駆け引きをして、

日本の国益を最優先にして交渉に臨むべきなのです。

例えば教科書問題も中韓の言いなりになる必要はありません。

日本の視点で歴史教科書は書くべきだし、そもそも日本は「国定教科書」ではないのです。

たくさんの文科省検定済み教科書からいくらでも選択の自由があるのです。

中国、韓国は「国定教科書」です。

一つの教科書だけで国に押し付けられた教育を国民にしているんです。

国益のために日本の歴史をねじ曲げ反日教育をしている中韓に、

考慮する必要など皆無です。

日教組はそこをどう考えているのでしょうか。

放送のメディアもそうです。報道の自由が放送法で規定されています。

ところが公共放送であるはずのNHKが一番日本の毀損、日本貶めをしています。

視点の偏りは公共放送にあってはならないはずです。

公平に色々な角度から問題を取り上げて「客観的事実」を提示し視聴者に考えてもらうというのが、公共放送の役目のはずです。

ドキュメンタリーなどで、NHKの「主観」を視聴者に押し付けるのは、

受信料を徴収して、日本国民がスポンサーであるNHKにはあってはならないことです。

この問題は先に上げた「韓国の異常なまでの持ち上げ」にも関係していますので、

別記事にアップする予定です。

皆さんはどう思われますでしょうか?

そもそも日本は何故鎖国をしていたのでしょうか。

私は、一言で言えば、キリスト教による植民地化を回避するための政策だったのだと思います。

要するにあの時代はキリスト教を隠れ蓑に、諸外国が国盗り合戦をしていたようなものです。

世界史を学習すると解りますが、数多くの外国の戦争は宗教上の事によって起きています。

宗教観が違えば争いはおきます。これは現在にも通じる「客観的事実」なのです。

鎖国したことによってポルトガル、オランダや中国等のごく限られた国と、

長崎の出島での交易になったというのは歴史教科書(あてにならないか・・・)で

学んだ通りだと思います。

本来はそこから情報を得ながら、軍事に備えなくてはならなかったのでしょうが、

平和ボケしてしまったのでしょうね・・・

今の日本と妙にリンクします。

ただし鎖国をしていたからといっても一切の交易を止めていたわけではありません。

八代将軍徳川吉宗が実学を奨励してキリスト教以外の洋書を解禁した結果、

出島からもたらされる書物は、日本の医学などの研究を促進させました。

和魂洋才の始まりです。

日本古来の精神を大切にしつつ、西洋の技術を受け入れ、両者を調和させ発展させることが出来ました。

そして蘭学を通して合理的な思考と自由や平等の思想は、

幕末の日本にも大きな影響を与える結果となりました。

開国当時には日本を守るために命をかけて戦った侍がいました。

今命をかけて戦っている政治家はいるのかな・・・

いました!宇都隆史参議院議員。

昨年の参議院選挙の時の動画ですが、彼の想い、私には熱く伝わります。

http://www.youtube.com/watch?v=MA9DHjhr2KQ

さて、この鎖国政策がとられていた200年の間、

幕府の政策は全てが国内に向けられました。

その結果お金が国内に集中することになり、江戸文化が日本独自に成熟していきます。

特に元禄時代には経済が急成長したことによって、

様々な庶民文化が生まれました。

私の好きな歌舞伎も、元禄時代を中心に飛躍的に発展しました。

「元禄歌舞伎」って聞いたことありますよね。

そういえばあてにならない教科書にも出てました。確か。

江戸歌舞伎の特徴は「荒事」http://kabuki-bito.jp/special/lixil/08/

上方歌舞伎の特徴は「和事」と呼ばれています。

言葉はわからないところもあるけれど、文句なしに面白いです。

江戸時代にはその他にもいろいろな日本独特の庶民文化が生まれています。

落語や講談、浮世絵、花火、俳句。

Hanabi

お花見や紅葉狩り、月見に雪見、行楽も盛んになるのですね。

Sakura

Momiji

食も新しいものが生まれていますよね。

江戸前寿司、天ぷら、そば、鰻にどじょう・・・。

ああ・・・浅草に行きたくなってきます。

やっぱり国内が治まっている時は、文化が発展します。

しかもどれもが庶民の娯楽であり、江戸に生まれた文化は諸外国に誇れる美学でもあります。

日本人の豊かな精神性、道徳性もこの時代に生まれ育まれたものだと私は確信を持って言えます。

様々なアイディアが生まれ、凝り性の人達によって大きく発展した。

その意味で鎖国は、日本人の精神性を高め、その上で日本独自の文化まで押し上げたとも言えるでしょう。

イザベラ・バードが明治初期の日本に来たことを書いた

「日本奥地紀行」でその一端を知ることができます。

普通の外国人から見た当時の日本が一体どういうものであったのか?

それを知ることも必要なことだと思います。

ぜひお読み下さいね。お勧めです。

=お知らせ=

2/18(土)日本論語研究会で、講師をさせて頂くことになりました。

お時間のある方はお出かけ頂けると嬉しいです。

(そうは言いつつも、ものすごいプレッシャーですsweat01

日本論語研究会 第79回

1、日 時 2月18日(土)16時00分開場、16時30分開始~18時 

※当初の日程が変更になりました
2、場 所 慶應義塾大学 三田校舎 2B23(南館地下2階、正門階段を上り一番左の新しいビル)
3、講 師 田坂富代(静岡県・下田市議会副議長)
     (テーマ、「歴史に学ぶ・日本の開国と伊豆下田の関係」)

動画はこちらです

  

http://www.youtube.com/watch?v=yTY7bT3AjaQ

2月18日(土)16時00分開場、16時30分開始~18時

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コメント

ブログにある
「そもそも日本は何故鎖国をしていたのでしょうか。

私は、キリスト教による植民地化を回避するための政策だったのだと思います。」

―は重要だと思います。

明智光秀が信長を殺害した理由は、キリスト教への反発とも言われています。

この辺は、少し勉強してみようと思います。

そこでツイッターで

「教えて下さい。明智光秀が信長を殺害した理由は、キリスト教から日本を守るためとの意見がありますが、その辺の所知っている方、教えて下さい。」

―とつぶやきました。


副議長のブログ、開国についての続編に期待します。
なんていっても下田に住んでるのですから。


それから、来年2月の「日本論語研究会」での講演もよろしくお願いします。
日程は、2月18日です。(当初日程から変更になりました)

詳しくは、日本論語研究会のHP(開催案内のコーナー)http://www.rongoken.jp/suchedule.html。

投稿: 名無しさん | 2011年12月12日 (月) 09時49分

推察するに、間違いなく◯◯◯◯さん、コメントありがとうございます。
ツイートもありがとうございます。
2月18日へ向かって、日々努力です。

投稿: tomiyo | 2011年12月12日 (月) 19時23分

江戸の文化の考察とても面白かったです。
確かに現存する資料を見ても、街並みが整備されて、士農工商がそれぞれに生き生きと生活していたんですよね。
ペリーの黒船来襲は日本にとって重要なターニングポイントだったのだと思います。
それまで他国との交流は限られていて、出島だけでしたからね。それでもカステラや天ぷらみたいなものが日本流解釈で普及したり面白いものですよね。異文化の接触は。
私が本当に凄いと思うのは田坂さんが前の記事に書いた「道」の概念なんです。
息子が柔道をやっていて「礼に始まり礼に終わる」ような、いわゆる格闘技では無い、日本独自のものなんだなと思います。
柔よく剛を制すという言葉も日本的ですよね。
日本の政治家の方々には、日本の良さをもっと積極的に発信していただきたいと思っています。
四季を愛でて空間の美を感じるというのは、季節に恵まれた日本ならではだと思いますし。
冬至かぼちゃやおせち料理にも昔の人の暮らしの知恵がこもっていますし、なるべく息子にはきちんと教えたいと常々感じています。
歌舞伎や文楽は学校の特別授業で行ったようですが、そういう経験は大人になってから必ず役に立つものですから。
私はそう信じています。

投稿: 冬桜 | 2011年12月12日 (月) 20時27分

田坂先生、こんばんは。
画像のチョイスの良さに誘われての書き込みです。
歌舞伎は、花道やセリの使用など斬新な手法で、世界の演劇史の中ではトップランクに位置づけられますね。
隈取りはクローズアップの手法。
幕を切って落とすのは映像で言えばカット・インの手法。
衣装の早変わりの技法にも二種類あり、あの時代は緩やかなようでいて、現代でも十分通用するテンポ感を心得ていることに驚かされます。
ドンデンはシーン転換。
長唄は楽曲によるナレーションで、これも凄いです。
こういう後世に引き継ぐべき文化に造詣の深い市議さんがいらっしゃることが心強い限り。
和服も単なる衣服ではなく日本の精神性そのものですよね。
どうぞ日本のよき伝統を政治家の立場でお護りくださいね。

投稿: まろん | 2011年12月12日 (月) 21時03分

冬桜さん、コメントありがとうございます。
日本のものは、始まりがあって終わりがある。
いつもそう感じています。
礼に始まり礼に終わる、とても大切な事ですよね。
朝起きて神棚に手を合わせ「今朝も命を与えていただきありがとうございます」
夜寝る前に「今日も一日お守りいただきありがとうございます」
始まりと終わりをしなくては「一」にならないし「丸」になりません。
始まりと終わりを意識させてくれる「道」は、
命そのものを教えてくれているように思います。


日本の政治家の方々には、日本の良さをもっと積極的に発信していただきたいと思っています。

           ↑

私は最初に議員に当選した時、和服で議会に出ていました。
和服は日本人の正装だと思って・・・
まぁ、いろいろありまして、挫折しました。
もともと着物は好きで、一年中着物で過ごしていた時期もあります。
まわりには「ちゃらちゃら」しているように見えるらしいですね。
(方言でしょうか・・・)
まぁ、いろいろありまして、挫折しました。
世の中、好きなようには生きられませんから。
あ・・・愚痴になってる。ごめんなさい。

今はふだんはスーツにしていますが、ハレの日は、着物を着ます。自分にとってのハレの日、とても大切な日は着物を着たいと思っています。


投稿: tomiyo | 2011年12月12日 (月) 21時08分

まろんさん、コメントありがとうございます。
母曰く、「バレエはオーケストラがあって指揮者がいるでしょう?歌舞伎はないのよ。間合いだけ。役者と三味線や鳴り物や唄、裏方さんまで含めて全て間合い。たいしたもんよぉ~☆彡」だそうです。

(母、あなたのその考察もたいしたもんよぉ~☆彡です。)

それから私、造詣が深いなんてことありません。好きなだけで、深くはしりませんから・・・(汗)
ただ、日本文化を遊び倒したいとは思っています。
日本文化は凄いんだぞとか、発信するぞってのは、
あまりにも嘘くさいです。
好きなら持つ。いいものなら使う。
そんな感じで普通に遊んでいます。

投稿: tomiyo | 2011年12月12日 (月) 21時22分

ブログ村で たまたま 見ました。

私は 1970年2月生まれで 現在 失業中で 求職中です。

兵庫県議の小池啓納さんの、一般の失業者より、刑務所を出た人の、仕事を一番に考えるべきとの発言は、納得できず、大反対です。

高校を卒業した18歳から 定年の年齢よりも上のかたまで 求職者 全員が 就職できる 日本を 期待しています。

議会でも 格差是正 雇用拡大を 提案して下さい。

よろしくお願い致します。

投稿: ふくろう | 2011年12月15日 (木) 00時11分

私は1970年2月生まれで、失業中で、医事か 一般事務か データ入力の仕事を探し、就活中です。

私が1992年~1999年迄、バイトをしていた、大阪市北区中津5丁目の 日本通運の事です。

勤務日は、月~土の週6日、9:30~17:30で 休日は 日祝でした。

時給は 同じ仕事で 男性が900円で 女性が750円でした。

長年 休まず、繁茂時は、21:30迄 残業しても、厚生年金も 有休も 保険もありません。

暇な時は、女性だけが、15時で 帰らされたり、1日おきの 出勤にされたり WC掃除も、女性だけがしていました。

私は、独身で、両親と 同居していて、何回も面接に落ちて、やっと 採用された会社ですし、なんとかやっていましたが、一人暮らしや、バツ1で育児中の方は、大勢辞めました。

女性は、普通以上の身長がある人だけが、時給850円の厚生年金 有休 保険つきの、準社員になれていましたが、私は小柄だった為、一日も休まず、一生懸命に働いていても、準社員になれませんでした。

私は 物凄く 準社員になりたくて、認めてほしく、一日も休まず、残業も沢山して 身長を見せる為、踵のある靴を履き、お守りも持ち、努力しました。

身長制限がある、職種ならともかく 一般事務なのに、本人が努力できない身長で 準社員になれなかったのは、納得できません。

退職後、2005年に通った、ヒューマンの医事の先生から 普通は、時給制でも 月~土の週6日 9:30~17:30 半年働いたら、10日間の有休がもらえると、教えて頂きました。

ヒューマンの医事の先生から、連合大阪が、格差是正に 取り組んでいるので、行ってみたらと、勧めて頂きました。

私は、初めて、連合大阪へ行き、そこでも、時給制でも 半年で、勤務時間の数だけ、週1日でも、有休はもらえ、7年も勤務したら、厚生年金も 有給休暇も 社会保険ももらえると、教えて頂き、9:30~17:30の契約なのに 15時で 帰らされたり、1日おきの 出勤にされるのは、契約違反にあたり、退職後、2年間は 訴えれた事を、お聞きしました。

今も 物凄く 悔しく、厚生年金 有休 保険付きの所に 就職したいです。

投稿: ふくろう | 2011年12月15日 (木) 00時13分

お着物が良くお似合いの田坂さん
ご活躍を応援いたしております!

投稿: 糸賀文音 | 2011年12月16日 (金) 18時35分

糸賀さん、コメントありがとうございます。
ブログで私のことも記事にしていただいたりで、
ホント恐縮です。
http://bebeka.exblog.jp/16928532/
時間を作り、腰紐一本手ほどき受けたいです。
宜しくお願い致します。

投稿: tomiyo | 2011年12月16日 (金) 19時02分

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